【活動レポート】熊本県宇土市立網田中学校にて「ネーミング開発をするためのコピー講座」を開催しました！

2024.01.24

博報堂プロダクツ九州支社では、地域貢献活動の一環として、2023年11月8日（水）と14日(火)に熊本県宇土市立網田中学校、2年生17名に向けた、コピーライティング講座を実施しました。

網田中学校のある熊本県宇土市網田地区は、温暖で降水量も少なく、甘さが強く、香り豊かでジューシーなネーブルオレンジやみかんなど柑橘類の生産が盛んです。しかし、生産の過程で必ず出てしまうキズが入ったものや大きさが規定と合わないものは、どんなに美味しくても出荷できません。そのため、これまで地域の皆様にお配りしたり、生産農家で消費したりしていたものの、数が多く、やむを得ず廃棄してしまっている状況でした。

そこで、見た目は規定外でもとっても美味しい網田のみかんをなんとか二次利用できないかという声を受け、熊本県内の企業と協力しアイスクリームとして生産することが決まりました。

その商品開発から販売まで一貫した流れを、授業の一環として網田中学校の生徒たちが担当しています。「せっかく作るのであれば商品名の開発部分もプロに指導してほしい！」という先生たちの声を受け、博報堂プロダクツ 九州支社からクリエイティブディレクター、コピーライター、プロデューサーの３名が授業をする機会をいただきました。

　

授業では、コピーライターが普段ＴＶやSNSでよく目にするコピーから、「キャッチコピーとは何か」やコピーの構造や役割についての講義をしました。

ターゲットの設定、網田みかんを食べたくなる言葉など、コピーライターからキャッチコピーの考え方を学び、生徒たちからもたくさんの商品名アイデアが提案されました！

集まった商品名アイデアの中から、まずは生徒たち自身で４つの商品名候補を選び、その後、網田中学校の他学年の生徒や地域の小学生、保護者などから投票してもらい、新しいアイスクリームの商品名は「さっきまでみかんでした！」に決定しました！

自分たちで考えた商品名が、実際に形になっていく様子は特別なものがありますよね。私たちも初めて自分が関わった商品や広告物が世の中に出た日の、フレッシュな気持ちを思い出すことができました。今後、「さっきまでみかんでした！」が地域の皆様だけでなく、多くの方々に愛される商品になりますように。

網田中学校 生徒の皆様、教職員の皆様、今回このような機会をいただき誠にありがとうございました。元気いっぱいでまっすぐな生徒たちと触れ合い、我々もたくさんのことを学ぶことができました。

生徒たちには、今回の機会を経て、普段なかなか触れる機会のない「コピーライター」という職業や広告業界全体に少しでも興味を持ってくれると嬉しいな、と思っています。

今後も博報堂プロダクツ 九州支社では、地域貢献活動を続けてまいります！

また次回のレポートもお楽しみに。

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